オーストラリアの旅行会社に向けた高知の視察ツアーが行われました。日本への観光需要が高まっている今、新たな旅行商品の企画などさらなるインバウンド効果が期待されます。

全日空と四国ツーリズム創造機構は、四国へのインバウンドを推進しようと、オーストラリアの旅行会社に向けた視察ツアーを2024年から行っています。今回は、旅行商品の企画や販売などに携わっている3人が、土佐和紙の紙漉きなどを体験。参加者たちは原料が均一に広がるように、力を加減しながら紙を漉いたり、お気に入りの植物をのせて慎重に装飾したりして、高知の伝統文化に触れていました。

(参加者)
「柄がすごくきれいだったので、ちょっと切ってのせてみようと思って。両方とも(紙も植物も)自然なバランスがよくて、すてきだなと思います」

15分ほど乾燥させると。

一生懸命作った自分の作品に大満足の様子でした。

(参加者)
「とても楽しい経験でした。まず自分の手が汚れてもやるというのがよかった。あとは、自分のクリエイティブな部分を使って、デザインすることができたし、一緒に旅をしている仲間と、コンテストのような感じでデザインを競うことができたこともすごく楽しめました」

(参加者)
「私たちの顧客にとって、とてもいい機会になると思います。私の顧客はだいたい55歳以上の人が多くて、そういった人たちでもストレスを感じずにできる体験なので、私が楽しんだように、楽しめると思う。これはとてもいいコンテンツになると思います」

JNTO(日本政府観光局)によりますと、万博の開催などで日本への観光需要は高まっていて、2025年6月には海外からの観光客数が過去最速で2000万人を突破しています。主催者は、「四国への新たな旅行商品の企画につなげたい」としています。