ロシア極東で乗客乗員40人以上を乗せた旅客機が墜落した事故で、ロシア連邦捜査委員会は全員が死亡したと発表しました。

低空を飛行するプロペラ機。墜落した機体とみられています。

ロシア極東アムール州で24日、アンガラ航空のアントノフ24旅客機が墜落した事故で、ロシア連邦捜査委員会は乗客乗員48人全員が死亡したと発表しました。

アムール州の中心都市から出発した旅客機はその後、消息を絶ち、目的地から15キロほど離れた森林地帯で発見されたということです。

映像には、機体の残骸から火が出ている様子も映っています。

ロイター通信によりますと、旅客機は最初の着陸進入で着陸に失敗し、2度目の着陸を試みていたとしています。現地の天候が悪かったということで、当局は、悪天候による操作ミスや機材トラブルが墜落の原因になったとの見方を示しています。

墜落したアントノフ24はおよそ50年前に製造された機体で、これまでに4件の事故歴があるということです。

プーチン大統領は事故を受けて、遺族らに哀悼の意を表明し、24日に開催された海軍との会議の冒頭で黙とうを捧げました。