有権者に占める自民党員の数が全国トップクラスの富山からも「石破おろし」の動きです。自民党富山県連青年局が、参院選富山選挙区の公認候補落選を受けて、石破総理に退陣を求める緊急の申し入れを行いました。

自民党県連青年局 瀬川侑希局長
「責任の所在を明確にして、しかるべき責任をとってほしいという声が多数寄せられております。自民党県連に緊急申し入れを行うことといたしました」

参院選富山選挙区では、自民現職の堂故茂氏が、国民民主新人に7900票あまりの差で敗れ、18年ぶりに野党系候補に議席を譲りました。

自民党県連青年局が行った申し入れでは、石破総理と執行部に対し、責任の所在を明らかにし責任をとることに加え、若年層の自民党離れが顕著だとして支持獲得への抜本的改革を求めました。

県連では、橘慶一郎前会長に石破総理の退陣要求を口頭で伝えたことなどから、県連として、書面での申し入れは行わないことにしたということです。

自民党県連 鹿熊正一副会長
「これ(青年局の申し入れ)に勝るものはないのかなと。私たちの思いが凝縮された文書だと理解したこともあります」

また、青年局では、来月中に県民1000人を目標に自民党がどうあるべきかなどを問うアンケートを実施することにしていて、結果を提言としてまとめて県連または党本部に提出したいとしています。

自民党県連青年局 瀬川侑希局長
「私たち世代の支持が離れていることに私たち青年局が特に危機感をもっておりまして。退陣を迫るだけではなくて、むしろ、そのことよりも、どう改革を進めていくのかということにもしっかりフォーカスを当ててほしい」