「解散選ぶ可能性あり」内閣不信任案提出に慎重か

井上キャスター:
総理のポストについて考えています。

総理を退陣に追い込むには、内閣不信任案を衆議院で可決する必要があります。可決された場合、解散総辞職を迫られます。

いまは少数与党なので、野党が出したら、可決できる可能性もあります。

星浩氏によると「内閣不信任案を提出できるのは、いまは立憲民主党のみ。可決した場合は解散を選ぶ可能性もあり、提出には慎重」だということです。

衆議院規則の第6章 第28条の2には、「内閣不信任決議案を提出するには、衆議院議員50人以上の賛同が必要」とあります。

いま、野党の中で50人以上いるのが立憲民主党です。

ただ、石破総理が解散を選ぶ可能性もあるので、および腰になりそうだということでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
自民党もそうですが、野党側も選挙の体制は整っていません。

いま、いろんな懸案を抱えている中で、解散総選挙が妥当なのかという議論もあるので、不信任案を提出するのはなかなか難しいと思いますね。

不信任案が出て可決されたら、石破総理はいかに“死に体”でも、解散を選ぶと思います。

そしたら日本中は大混乱。政治はかなり先行きが見えない状況になりますよね。