素敵な夏の思い出を作ってもらおうと、児童養護施設の子どもたちへ8月に島根県松江市で開かれる花火大会の有料観覧席の招待券が贈られました。

松江市内の児童養護施設に贈られたのは、「松江水郷祭湖上花火大会」の有料観覧席の招待券です。

祭りに協賛する市内の4団体が、子どもたちに松江の夏の風物詩を楽しんでもらいたいと3年前から毎年贈っています。

双樹学院 小林生子 理事長
「(子どもたちは)夜出る機会がないので、夏の楽しい思い出になります。今から楽しみです」

8月2日と3日に開かれる湖上花火大会の有料観覧席は、去年よりも4000席増やして2万9000席が販売されています。

土江諒 記者
「向こうに見える宍道湖沿いの階段には1人1万円の席が設けられるということなんですが、こちらの国道9号には立って見られる立ち見席、1人2000円で設けられるということです」

「え?立ち見?」と思われるかもしれませんが、周囲に影響がない範囲ならば、持参した低い椅子などに座っての鑑賞もOKです。

去年はマス席など団体の席の売れ行きが伸びず、有料観覧席の3割が売れ残りましたが、今年は比較的安い立見席を倍に増やすなど個人席を充実させたことで、すでに販売率は6割超えと売れ行きは好調だということです。

今年の湖上花火大会、2日に1万発、3日に1万1000発が松江の夜空を彩ります。