■ワールドユニバーシティゲームズ(7月21~27日、ドイツ・ラインルール)

陸上の男子100m決勝が23日(日本時間)に行われ、栁田大輝(21、東洋大)が10秒23(₋0.7m)で銅メダルを獲得した。同種目での日本人選手の表彰台は2013年ロシア・カザン大会での山縣亮太以来(銀メダル、10秒21)、5大会ぶりとなった。

前日に行われた予選で10秒39、決勝の約1時間半前に行われた準決勝は最後に流して10秒25の全体2位で決勝へと進んだ栁田。3レーンで迎えた決勝は、スタートで飛び出し、9秒94の自己ベストを持つ、昨年のU20世界選手権100m・200m2冠のB.ワラザ(19、南アフリカ)に続いていたが、終盤に伸ばせず。ゴール手前で4レーンのP.ブーンソン(タイ)にかわされた。大石凌功(20、東洋大)は10秒44の6着だった。

栁田は代表選考を兼ねた日本選手権で、優勝候補に挙げられながら不正スタートによる失格となり、一度も走ることなくまさかの予選敗退。9月に行われる東京2025世界陸上への出場は、他の選手が出場資格を得るかにより決まる。

【男子100m結果】
金 B.ワラザ 10秒16
銀 P.ブーンソン 10秒22
銅 栁田大輝 10秒23

6位 大石凌功 10秒44