三菱自動車は、中国でエンジンの生産を終了することを発表しました。これにより中国市場からは完全撤退することになります。

三菱自動車によりますと、中国でのエンジンの生産を終了することを決め、現地の合弁会社との関係を解消したということです。合弁会社は1997年に設立され、翌年からエンジンの生産を開始。三菱ブランドの車両だけでなく、多くの中国メーカーにもエンジンを供給してきました。

生産終了の理由について、三菱自動車は「中国自動車産業の急速な市場変化を踏まえ、中国戦略の見直し」としています。

中国市場をめぐっては、EV=電気自動車の普及が進んでいて、三菱自動車は2023年、中国での車両生産を終了する他、新車の販売もやめていました。今回のエンジン生産終了により、中国市場からは全面撤退となります。