先月から、職場での熱中症対策が義務付けられました。対策を怠った場合の罰則も設けられる中、企業はどのような対策で酷暑を乗り切るのか、取材しました。

従業員
「気づいたらすぐに日本人のリーダーに伝えてください」

富山市の金属加工メーカー「シンコー」で行われた熱中症対策の説明会。対象は、生産工程の現場で働くベトナム人従業員約40人です。

日本とベトナムでは、気候や熱中症対策の浸透に差があることから、熱中症の初期症状や対応について、通訳を介して丁寧に説明。注意を呼びかけました。

ベトナム人従業員
「たっぷり水分をとることと、栄養をしっかりとることが大事だと思いました」

先月から義務付けられた職場での熱中症対策。
企業には、熱中症のおそれのある人がいた場合に報告するための体制の整備や、必要に応じて医療機関に搬送する手順を周知することなどが求められ、対策を怠った場合は、罰則が適用されることもあります。
