“続投宣言”から一夜、自民党内で「石破おろし」の動きが加速しています。地方からも退陣を求める声が相次ぐ事態となっています。
参議院選挙から2日。千葉県では午後、初当選した候補者らに当選証書が渡されました。
国民民主党 小林さやか氏
「この(票の)重みをしっかり感じながら、きちんと政策実現に繋げていきたい」
党の躍進によって追い風を受けた人もいれば、逆風を感じながらの選挙だった候補者も。
自民党 脇雅昭氏
「(自民党への)批判の声、そうしたことは本当に大きかったなと思っております。ここからは成果・結果を出していく」
選挙モードから徐々に平穏を取り戻しつつある永田町。ただ、自民党は敗北の責任問題で大荒れとなっています。
石破総理
「ここから先はまさしく“いばらの道”であると。『赤心報国』の思いで国政にあたってまいります」
“誠意を持って国に尽くす”「赤心報国」という言葉を使い、続投を表明した石破総理。
「比較第一党の責任を果たす」として、きょうも閣議に臨みましたが、この人は…
小泉進次郎 農水大臣
「『比較第一党』という、そういった表現を総理も幹事長もされていますけども、私はむしろそこに胸を張るのではなくて、(参院過半数の)目標を達成できなかったことを重く受け止めるべきだと思います」
続投を宣言したものの、今回の石破総理の決断はこれまでの姿勢と矛盾するという指摘もでています。
その理由が2007年の参議院選挙でのこと。当時の自民党は消えた年金問題などの逆風にさらされ、大敗を喫しました。
このとき、続投する意向を表明した安倍総理(当時)の姿勢に対しては…
自民党 石破茂 衆院議員(当時・2007年)
「『辞めろ』という権限は我々にはないんだよ。総理がお辞めになると、ご自身でおっしゃるしかない。今までもそうだった。そのことに対する(安倍)総理(当時)の得心のいくお答えが聞きたい」
公然と退陣を要求しました。
きのうの記者会見で、こうした点について聞かれると…
石破総理
「私自身そのことは強く記憶をいたしておるところでございます。したがいまして、私も今そのことを思い起こしながら、発言をしておるところでございます」
自民党の地方組織からは退陣を求める声が相次いでいます。
きのう、高知県連が石破総理の早期退陣を求め、申し入れることを決定したのに続き、きょうは愛媛でも体制の刷新を求める声明が出されました。
また、石川県でおこなわれた自民党の会合に出席した議員からは…
自民党 佐々木紀 衆院議員
「私はやはり(総理は)辞任をして、党員に信を問うべきだと。つまり総裁選をすべきではないかと」
加速する“石破おろし”の動き。水面下では…
自民党内の署名文書
「党の立て直しのために石破総理のリコールを求めます。早急に党の信頼と勝利を取り戻すべく、いまこそリーダーの再選出が必要です」
総裁選の実施を求める署名活動も始まっています。
こうした動きに備え、森山幹事長らは今月31日に党所属のすべての国会議員が出席する「両院議員懇談会」を開くことを決定しました。
ただ、「懇談会」は何かを決定する場ではないため、党内では決定権のある「両院議員総会」の開催を求める動きがでています。
「四面楚歌」とも言える状況の石破総理。執行部の1人、木原選挙対策委員長も選挙の敗因を検証したあと、辞任する意向を示していますが、幹部の辞任だけでは済まないとの見方が広がっています。
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