オウム真理教の後継団体「アレフ」について、松本智津夫元死刑囚の次男が主導的立場にあると公安調査庁が初めて認定したことがわかりました。

公安調査庁は、松本智津夫元死刑囚の次男が「アレフ」の役職員であり、2代目「グル=宗教指導者」を自称していて、主導的立場にあると初めて認定しました。

公安調査庁によりますと、次男は松本元死刑囚に後継者の1人として指名され、遅くとも2014年ごろから「アレフ」の祭祀活動に参加し、意思決定に関与していたとみられています。

公安調査庁は松本元死刑囚の妻についても次男を補佐する立場にあると認定しています。

「アレフ」をめぐっては、公安審査委員会から団体規制法に基づく「再発防止処分」が出されていて、関連施設の使用や献金などが禁止されていますが、公安調査庁はきょう、さらに半年間の処分の継続を請求しています。