参議院選挙で与党が過半数を割る議席数となった中、「続投」を表明している自民党総裁の石破茂総理に対し、高知県連が21日、「敗北の責任」として党本部に早期退陣を申し入れることを決めました。

自民党高知県連によりますと、21日、 尾﨑正直副会長、梶原大介副会長ら6人の役員が出席して、緊急の役員会が開かれました。

参院選では議席を大幅に減らし、与党の過半数割れという「敗北」を喫しましたが、石破総裁は「続投の意向」を示したことから、役員会では党本部に対し「石破総裁の早期退陣」を申し入れることを決めたということです。

また、敗北の責任として中谷元県連会長と明神健夫幹事長からも辞意が示されましたが、近く開かれる会長選挙で新しい会長が決まった後に役員人事を行うことが確認されました。

石破総裁の早期退陣の申し入れ決定について、高知県連の明神健夫幹事長は「『政権選択選挙』と言われる中、国民の審判が下り、民意に沿うべきだ」とコメントしています。

参院選、徳島・高知選挙区での落選を受け、高知県連の土森正一選対本部長は辞任していて、高知県連は8月上旬に、支部長・幹事長合同会議で参院選の総括を行うとしています。