イギリスでベストセラーとなっている小説「BUTTER」の著者・柚木麻子さんがロンドンの書店イベントに出席し、集まったおよそ100人のファンと交流しました。

小説「BUTTER」のイギリスでの大ヒットを記念して、21日、ロンドンで作家の柚木麻子さんと翻訳家のポリー・バートンさんによる対談が行われました。

「BUTTER」は週刊誌の女性記者を主人公に「女性嫌悪」や「ルッキズム」といった社会課題を描いた作品で、イギリスだけで45万部を超える人気作です。

読者からは登場人物の心情や執筆の裏話など、さまざまな質問が出されました。

BUTTERのファン
「翻訳にも関わったんですか?」

柚木麻子さん
「そもそも、英語訳されるとは思わなかった。だから、英語訳の話が進んでいるっていうときも信じていなかった。とても複雑なこの話がイギリスでフェミニズムの話として読まれるのはとても嬉しくて、今後はのびのびと、書きたいものを書きたいなという勇気をいただきました」

参加したイギリスのファンは。

BUTTERのファン
「女性同士の関係や日本文化についての描写がとても興味深かったので、きょうはもっと知りたくて来ました。たくさんの人に薦めました。最高の本です」