岡山県でも盛んなカキやノリなどの養殖業。その養殖業で使われる浮き=「フロート」が海ごみになるのを防ぐ実証実験が広島県で始まりました。

日本財団と、瀬戸内海沿岸の4県(岡山・香川・広島・愛媛)によるプロジェクト、「瀬戸内オーシャンズX」の一環で行われたものです。

広島県では、カキ養殖などのいかだを浮かべる「フロート」が海に流れ出てごみになる問題が深刻化しています。実証実験では、強化カバーなどでフロートの耐久性を高め、劣化による流出を防ぐほか、ICタグを取り付け、管理することを目指します。

(日本財団 海野光行常務)
「広島のフロート対策が、これから世界、日本国内、同じ課題で苦しんでいる場所に展開していくことができればと」

実証実験は、今月から広島県内のカキ養殖業者と共同で実施され、1000個のフロートを設置して耐久性や機能性を検証していくということです。