高齢の家族を自宅で支える介護を体験した当事者が語るフォーラムが、きのう(19日)岡山市北区で開かれました。

「介護と共に歩む」と題されたフォーラムは、在宅介護と仕事の両立が当たり前にできる社会の実現を目指して初めて開かれました。

体験報告では川崎医療福祉大学特任講師の田淵泰子さんが、98歳の父と88歳の母の介護を続けて7年目となる日常を話すなど、3人の当事者が介護とキャリアを両立するためのヒントになるエピソードを語りました。

(川崎医療福祉大学 特任講師 田淵泰子さん)
「介護のスティグマ(偏見)を解消していくためには、当事者が声を上げて当事者が発信することが社会を変えていくと思っています」

講演のあとは参加者のディスカッションも行われ、介護をしながら自分らしく生きる方法について意見を交わしていました。