海外から岡山を訪れた人にハンセン病の療養所を訪れてもらうバスツアーの2回目の試験運行が行われました。

ツアーは海外から訪れた人にハンセン病の歴史についても知ってもらおうと、瀬戸内市観光協会などが主催したものです。

試験運行には岡山大学で学ぶ留学生など25人が参加し、地域の寺や博物館、駄菓子店などを観光したほか、2つのハンセン病国立療養所がある長島を訪ね、そのうち長島愛生園を歩きながら国の誤った強制隔離政策による人権侵害の歴史を肌で感じていました。

(参加した留学生)
「他の世界遺産に登録された場所と同じように、この場所にも大きな影響力があると思います」

今後、本格運航に向けツアーの内容を改善し、療養所の世界遺産登録にもつなげたい考えです。