シリア南部で発生した異なる部族間の衝突をめぐり、隣国・イスラエルが介入し、シリア領内を3日連続で空爆しました。

シリアテレビのキャスターの背後にある国防省本部の建物が突然、爆発。大きな音が響き渡り、放送は一時、中断しました。

イスラエル軍は16日、シリアの首都・ダマスカスの大統領府近くの軍事施設などを空爆しました。この攻撃で3人が死亡しました。

シリア南部では、少数派のイスラム教ドルーズ派と遊牧民の勢力の衝突が続いていますが、イスラエルは自国にも住むドルーズ派を保護する目的だと主張し、攻撃を正当化しています。

こうした中、アメリカのルビオ国務長官は16日、SNSに衝突の終結で合意が成立したと発表しました。