イスラエルは、隣国シリア中心部の国防省本部などに対して空爆を実施しました。シリア領内への空爆は3日連続です。

イスラエル軍が16日に空爆したのは、シリアの首都ダマスカスの中心部にある国防省の本部と、郊外の大統領府近くの軍事施設です。

シリア国営メディアは、攻撃により3人が死亡、34人がけがをしたと伝えています。

シリアでは13日から南部スワイダ県で少数派のイスラム教ドルーズ派と遊牧民の勢力の衝突が続いていますが、イスラエルは、自国にも住むドルーズ派を保護する目的だと主張し、シリアへの攻撃を正当化しています。

アメリカメディアによりますと、トランプ政権は15日に攻撃停止を促し、16日にも再度要請する事態になっています。