シリア南部で発生した異なる部族間の衝突をめぐり、アメリカのルビオ国務長官は16日中に衝突を終結させることで合意が成立したと発表しました。

ルビオ国務長官は16日、自身のSNSに「シリアでの衝突のすべての当事者と協議し、深刻で恐ろしい状況を今夜(16日夜)、終結させることで合意した」と投稿しました。

シリア南部のスワイダ県では、少数派のイスラム教ドルーズ派と遊牧民の勢力の衝突が発生。さらに、隣国のイスラエルが、自国にも住むドルーズ派の保護を主張してシリアを空爆するなど、多くの死傷者が出る事態となっています。

ルビオ国務長官は、「すべての当事者が約束を履行することを強く期待している」と呼びかけました。