石破総理大臣が16日富山県に入り、能登半島地震で被害を受けた氷見市内を視察しました。能登半島地震から1年半、総理が県内の被災地を視察するのは初めてです。

16日午後4時半ごろ、氷見市を訪れた石破総理。能登半島地震で液状化の被害が大きかった氷見市北大町を見て回りました。

石破総理は、氷見市の菊地正寛市長から、液状化の被害状況や対策工法、公費解体の進捗について説明を受けながら、およそ20分間にわたり現場を視察しました。

氷見市 菊地正寛市長
「本当はもっと早く来ていただきたかったんですけど。それでも被災地に足を運んでいただいたということは、ありがたいことですし。直接総理に現状をお話しできて、総理にも一定程度はご理解いただけたのかなというふうに思っています」

菊地市長は石破総理に対し「石川県と富山県で震災への支援に温度差がある」として石川県と差のない支援を求めたほか、再液状化防止の工事後の住民負担が少なくなるよう財政的支援を要望したということです。

氷見市 菊地正寛市長
「総理は市民の皆さんの現状、被害の現状はよくご理解いただいて、私からの要望についてもしっかりと『受け止めました。かしこまりました。承りました』とご返事をいただきました」

石破総理はこの後、参院選富山選挙区に立候補している自民現職候補の応援演説のため、高岡市へ向かいました。