15日は山陰各地で晴れ間が見られるなど「小春日和」となりましたが、なんと、サクラが咲き始めたという情報が入りました。
しかも1本ではなく、桜並木が次々と…一体なぜ?
視聴者からの情報があったのは、鳥取県伯耆町の県道45号沿いです。
小林健和キャスター
「鳥取県伯耆町山の駅近くの県道沿いです。ススキが生い茂る中、私の後ろに見える木なんですけど、きれいな白やピンク色の花が咲いています。サクラでしょうか?」

道路沿いに咲いていたのは、確かにサクラのように見えます。
1輪だけでなく、何輪もの花が咲いていて、これから開きそうなつぼみも多くありました。
しかも、1本だけではありません。
小林健和キャスター
「道路沿いにはですね、同じような気が何本も植えてありまして、こちらの木には、たくさんの花が咲いています。サクラであれば3分・4分咲きでしょうか?」
咲いているのは本当にサクラなのでしょうか?
専門家に画像を確認してもらうと…
日本樹木医会鳥取県支部 西垣眞太郎 支部長
「おそらくソメイヨシノだと思われます。勘違い開花だと思います」

なんと、春に咲くはずの「ソメイヨシノ」の勘違い開花だと言います。
しかしなぜ、サクラが次々と勘違いしてしまったのでしょうか?
日本樹木医会鳥取県支部 西垣眞太郎 支部長
「気候が少し不順でした。この間寒かったり、急に暖かくなったりということで、勘違いしたんだと思います」
一方で、少し心配なのは、この時期に咲いてしまうと、本来のサクラの時期に、きれいに見られるのかということですが…
日本樹木医会鳥取県支部 西垣眞太郎 支部長
「できているつぼみというのは有限で決まっています。2割から3割。ここで咲くかもしれませんが、あと7割8割のつぼみが残っているはずです。春は春で咲いてくれると思います」

寒暖差で季節を勘違いしてしまったサクラ。
サクラとススキという謎のツーショットが、もうしばらく楽しめそうです。