中国で拘束され「スパイ罪」で起訴されたアステラス製薬の日本人男性社員に対して、中国の裁判所は懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
裁判はきょう午前、地裁にあたる北京市の第2中級人民法院で開かれました。裁判を傍聴した金杉憲治大使によりますと、スパイ活動を行ったとして、懲役3年6か月の実刑判決が言い渡されました。
今回の判決について、金杉大使は「あらゆるレベルで早期釈放を強く求めてきたが有罪判決が出されたことは極めて遺憾だ」とコメントしました。
また、東京の外務省から在日本中国大使館に対し、拘束されているすべての日本人の早期釈放などを強く求めたということです。
男性は60代でおととし3月、「反スパイ法」などに違反した疑いで帰国直前、北京市内で国家安全当局に身柄を拘束されました。去年8月には「スパイ罪」で起訴され、11月に初公判が開かれましたが裁判は全て非公開で行われ、具体的にどのような行為が罪に問われているのか、きょうの判決でも明らかにされませんでした。
2014年に「反スパイ法」が施行されて以降、中国では、これまでにこの男性を含め17人の日本人が拘束され、11人の実刑判決が確定しています。
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