山口県萩市の川上小学校の児童10人が地域に伝わる藍染めに挑戦しました。

まず、 地元の人が育てた「タデアイ」の葉を摘み取りました。細かく刻んで袋に入れ、よくもみ込んで染料を作ります。

川上地域は江戸時代の半ばから終わりごろまで、藍染めが盛んでした。衰退し、消えかけていましたが、地元の人が復活を目指していて、児童も伝統を受け継ごうと取り組んでいます。

染める布は木綿と絹の2種類です。揺らしながら染めていきます。取り出して空気に触れると…布の違いで色の濃さが違います。

染料がタンパク質に反応するため、カイコの繭から作った絹のほうが濃くなるそうです。児童は使う葉の量や液につける時間によって、色に違いが出ることも教わっていました。

川上小児童
「染め方がちょっと違うだけで、いろんな色になることが分かっておもしろい」

川上小児童
「時間によって濃かったり薄かったり、色が変わっておもしろい」

驚きが地域のよさを再発見するきっかけにもなったようです。