中国で拘束され「スパイ罪」で起訴された大手製薬会社、アステラス製薬の日本人男性社員の裁判の判決がきょう言い渡されました。内容はまだ明らかになっていません。

裁判は地裁に当たる北京市の第2中級人民法院で日本時間の午前10時20分すぎから開かれ、15分ほどで終了しました。

北京にある日本大使館の職員が傍聴しましたが、記者の傍聴は許されず、判決の内容は明らかになっていません。

男性は60代で、おととし3月、「反スパイ法」などに違反した疑いで、帰国直前、国家安全当局に身柄を拘束されました。

2014年に「反スパイ法」が施行されてからこれまでに、この男性を含め17人の日本人が拘束され、11人が実刑判決を受けています。