参院選岩手選挙区の候補者の戦いぶりを伝えるシリーズ「決戦の夏 候補者を追う」。2回目は立憲民主党の横沢高徳氏です。

参院選岩手選挙区に立候補しているのは、ご覧の4人です。

(横沢高徳氏)
「生活必需品である食料品の消費税減税ゼロパーセントを実現し、皆さまが少しでも生活が楽になる豊かになるこのような物価高騰対策を進めていきたい」

3日、盛岡市内での横沢高徳氏の第一声にはおよそ400人が集まり、県内での立憲民主党の支持基盤の厚さを見せつけました。

6年前に初当選し、今回初めて現職として選挙に臨む横沢氏が、特に時間を割いて訴えたのが食料品の消費税を時限的にゼロにする物価高騰対策に加えて、教育や福祉、子育て支援政策です。

(辻元清美氏)
「男性議員の中で唯一といっていいほど、男女平等の政策を頑張っているのがこの横沢さんなんです」

選挙戦最初の週末花巻市の商業施設で行われた街頭演説で応援に立った辻元清美・党代表代行は、男女平等政策に力を尽くす横沢氏の国会での働きぶりを紹介しました。

(横沢高徳氏)
「なぜ少子化が進むのか。それは子育て世代、将来に不安があるからなんです。その不安を安心に変えるのが、みなさん政治の役割ではないでしょうか?」

障害のある人、女性や子育て世代、それぞれの立場になって考える強くて優しい国づくりそれは横沢氏が政治家を目指した原点でもあります。
選挙戦2回目の週末、横沢氏が姿を見せたのは盛岡市の神子田朝市でした。
アスリート出身らしい分厚い手で握手を交わす横沢氏に、有権者一人ひとりが暮らしや仕事を取り巻く様々な困難や疑問を訴えかけます。

横沢氏は、自身の訴えを届けるのと同じくらい大切なのがこうした有権者の声に耳を傾ける姿勢だと話します。

(横沢高徳氏)
「いろんな声をみなさん語りかけてきてくれて本音で話してくれる。そういうみなさんの生活の現場の本音を国政の場に届けるのが、政治の第一歩ではないかと思っています」

同じ日、岩手1区選出で立憲民主党の階猛衆議院議員が横沢氏の応援に駆けつけました。
階氏は政治資金をめぐる問題で立憲民主党県連と確執が続いていますが、盟友関係にある横沢氏を個人的に支えるという立場で応援のマイクを握りました。

(階猛氏)
「どうかみなさま、横沢高徳、横沢高徳への絶大なるご支援を賜りますよう。心よりお願い申し上げまして」

翌日曜日には達増知事が街頭演説と個人演説会に同行。
盤石の支援態勢に隙は見られません。

再選を目指す現職が、更にペースを上げながら選挙戦の最終日まで走り抜けます。