2023年2月、山口県美祢市の中国道で3人が乗った乗用車がガードレールなどにぶつかり、外に投げ出された1人が亡くなった事故で、山口地検は車を運転していた男を過失運転致死の罪で在宅起訴しました。

起訴されたのは福岡市の大学院生の男(23)です。

この事故は2023年2月、美祢市の中国道下りの美祢-美祢西インターチェンジ間で、3人が乗った乗用車がガードレールと中央分離帯に衝突。後部座席に乗っていた男性(当時20)が車の外に投げ出され、後続車にひかれ死亡したものです。

起訴状によりますと、乗用車を運転していた大学院生の男は、最高速度が80キロに制限されていた区間を、127キロで走行していたことなどから事故を起こし、男性を車の外に投げ出させて死亡させたとされます。

雨で路面が滑りやすい状態だったにもかかわらず、速度制限を守らなかったとして、警察は危険運転致死の疑いで書類送検していました。

しかし地検は当時の乗用車や道路の状況などから、過失運転致死罪に切り替えて在宅起訴にしました。