本格的な海水浴シーズンを前に万が一の事故に備えようと15日、山口県萩市で若手警察官がロープを使って溺れた人を救助する訓練をしました。

萩署の若手警察官14人が、萩市の菊ヶ浜海水浴場で消防のレスキュー隊員から指導を受けました。

教わったのは溺れている人に向かってロープを投げる「スローバッグ」と呼ばれる救助法です。袋状のものにつないだロープを袋に詰めて投げます。より遠くに投げられ、ロープの端が袋の浮力で浮くため、溺れている人がつかみやすく救助しやすいということです。

警察官らは少しずつコツをつかみながら、繰り返しロープを投げていました。

訓練参加の警察官
「いざとなったときに冷静な対応は難しいと思うが、それでも警察官として冷静な対応ができるようにしていきたい」

万が一、溺れている人がいたら、まずロープや浮き輪、ペットボトルなどの浮くものを近くに投げ込むことが第一で、水に飛び込むのは二次災害を防ぐ意味でも最終手段ということです。