神楽に青春をささげる高校生たちの祭典「神楽甲子園」が7月19、20日、広島県安芸高田市で開かれます。

3年連続3回目の出場となる山口県岩国市の岩国高校坂上分校の神楽クラブが15日、リハーサルを公開しました。

坂上分校神楽クラブは生徒の有志10人で活動しています。地元の保存会のメンバーに指導を受け、練習を重ねてきました。

演目は目標をかなえようとする太夫と、快楽に誘い込み邪魔をする鬼の対決を描いた「三鬼」です。太夫が鬼と格闘し打ち勝つという物語で、強い思いを持てば目標をかなえられるという心のあり方を描いています。

「三鬼」は甲子園初出場のときから先輩たちが演じ続けてきた演目です。

今回は自分たちでアイデアを出し合った細かい演出で、ユーモアあふれるシーンも取り入れています。鬼が客席に降りて握手する場面は、観客との一体感を作ります。

岩国高校坂上分校神楽クラブ 松本桃奈部長
「お客さんに喜んでもらえることが一番。本番は緊張しないようにリラックスしてできたら」

坂上分校神楽クラブは7月19日に演技を披露します。