新潟県佐渡市の海岸に6月に漂着したクジラの死骸が、ひと月がたった今もそのままになっています。気温が上がると悪臭は住宅地にも及び、住民は困惑しています。

佐渡市の両津湾に流れ着いたクジラ…

推定7メートルあり、6月13日に漁業関係者が見つけたときは生きていたということです。

それからひと月が過ぎた15日の両津湾です。岩場に挟まるように今もそのまま放置され、クジラかどうかわからなくなるほど腐敗が進んでいます。

気温が上がると、死骸からの悪臭は住宅地にも流れ込むそうです。

【住民は】
「臭いだけはすごいですわ。暑い日にはね、やっぱり臭いは強いですよ」
「(流された後)1週間ぐらいしたら臭い。こう上がってきて、上を通るとすごい臭いしたけど、そのあとは段々薄くなって」

佐渡市は悪臭のピークは過ぎたとした上で、撤去を求める要望が3件あったものの、重機を使えないことから死骸の撤去は難しいと話しています。