20日に投開票される今回の参議院選挙。
新潟選挙区に立候補者している自民党の新人・中村真衣さんは「ゴールは新潟の元気だ」を合言葉に、分刻みのスケジュールで県内を駆け巡っています。
「おはようございます!」
10日、十日町市に姿を見せた自民党の新人・中村真衣さん。
イメージカラーのブルーを身につけ、聴衆のもとへダッシュで駆け寄ります。
「よろしくお願いいたします!ありがとうございます!」
『集まった有権者全員と握手を交わす』
これは、中村さんが選挙戦でモットーにしていることです。

「田中角栄さんの言葉でもありますように、手を握った数しか票が入らないということで、今回、私を含め、4名の候補者がいます。私が一番この半年で県内を回り、県民の皆様とお会いし、県民の皆様と握手をさせていただき…」
自民党の公認を得てからおよそ半年間、誰よりも県民と会って握手をしてきたという中村さんは、公示前にこんなことも話していました。
「家にも帰れていない日も多かったので、やはり家についたりホテルに着いたら、次の日も早いですからすぐ休憩をしてっていう感じで…。なかなかそういった意味では自分の時間もなかったですけど」
選挙戦で握手をした人によく言われていることがあるそうで…
「なんかみなさんに心配されます」
「痩せたじゃん!」
「随分痩せられて」
「どうしたの?ばかにスマートになったじゃん!」

確かに、正式に党の公認が決まり記者会見を開いた2024年12月のときと比べると、印象が変わって見えます。
― かなり痩せられたねって言われてましたけど?
「いや、分かんないですけどね」
「皆さんそういうふうに見ていらっしゃいますけど」
演説を終えると、すぐに街宣車に飛び乗り次の場所へ。
昼食も街宣車の中で済ませることがほとんどだということで、分刻みのスケジュールで選挙戦に挑んでいます。
シドニーオリンピックの競泳銀メダリストである中村さんのもとには、強力な助っ人たちが駆け付けています。
【バルセロナ五輪 競泳金メダリスト 岩崎恭子さん】
「やっぱり政治は難しい世界です。そこに自ら飛び込んでいく。プールにはいつも飛び込んでいましたが…」
【長野五輪 スピードスケート銅メダリスト 岡崎朋美さん】
「きょう久しぶりにお会いしたんですけども、この目力とこの気合のオーラというんですかね…」
街頭で中村さんが強く訴えていることの1つが…
「子どもたちにとっての“諦めない教育”というのは、まずは地方間による教育格差、そして経験格差を埋めていかなくてはいけない」
「そして何より、子どもたちが挑戦したいチャレンジしたいと思えるような環境をつくっていかなくてはいけない」
地方のスポーツ環境は大都市と比べ、施設面や指導者のほか、移動手段の確保など、さまざまな問題を抱えていると考えています。

また子育て環境の整備については…
「子育てはやっぱり時間とお金が足りないというお声をたくさんいただいているので、やはりそういった部分を政治の力でしっかりとサポートしていくかたちをとっていかなきゃいけないのかなと思っています」
中村さんは、演説の最後に必ず口にするフレーズがあります。
「合言葉はゴールは新潟の元気だ!新潟の元気こそが日本の元気へとつながっていくと信じています」

政治経験はゼロでも、目指すゴールへとひたすらにまい進を続ける中村さん。
「金メダルは、皆さんのお力がないと…」
声は枯れても気持ちは枯らすことなく、今度は金メダルを目指します。