今年で戦後80年、戦争の記憶をどう残していくのかが問われる中、中高生と被爆者の交流会が岡山市北区で開かれました。

「痛い…痛い…苦しみながら次々と死んでいく人々、その死体は校庭に山のように積み上げられて…」
10才のときに広島市で被爆した女性が語る記憶です。

交流会は、戦後80年が経ち戦争経験を語れる人が少なくなる中、貴重な証言を次の世代に伝えたいと今年初めて企画されたもので、県内の被爆者や中高生らおよそ30人が参加しました。
会では、戦争と平和について意見交換も行われました。

「目をそらさないでください。80年前…たった80年前に起きた本当のことです」(0歳で被爆した人)

「しっかりと聞いて事実を知ることが平和への第一歩だと思っています」
(高校生)

「今当たり前に暮らしていることがとても幸せなことだと伝えていきたい」
(高校生)

参加者は平和への思いを新たにしていました。