近年、中小企業では人材不足が深刻化しています。“就職を目指す学生たちに、どう会社の魅力を発信していくか”。岡山市北区でセミナーが開かれました。
(シーズ 野山大和さん)
「学生が求めていない情報を提示したところで、その情報は学生は求めていないので『興味ないです』『ほかに行きます』と言われてしまいます」

セミナーには岡山県内の中小企業の採用担当者ら約50人が参加しました。近年人材不足が深刻化している中小企業。採用活動には苦戦を強いられているようです。
(小売業)
「今までであれば新卒採用が上手くいっていたのですが、なかなか母集団形成が難しくなってきたと感じています」

そんな悩みを抱える企業に向けて、就職支援などを行う岡山市のシーズが、採用のコツや企業の魅力の発信方法について講義しました。また、山陽学園大学の学生が理想の職場環境や、就職活動で重視することなどを発表するパネルディスカッションも行われました。

(情報通信業)
「お互いマッチするような採用活動をしていけたらと考えています」
(製造業)
「技術の継承というのは『待ったなし』となっていて、企業の存続のためにも若手を早く補充していかないといけないなと思っています」
参加者は今後の採用活動に生かそうと、学生の生の声に熱心に耳を傾けていました。