岡山県内で発生している自殺の現状を分析し、防止策を検討するための協議会が岡山市北区で開かれました。

協議会には、行政や医療機関、ボランティア団体などから17人が出席しました。警察の統計によりますと、岡山県では、去年、292人が自殺しています。背景には心理的や社会的な要因があるとされていて、小・中学生や若者のほか、50代の働く世代に多いことも課題となっています。
防止していくためには社会全体で取り組んでいく必要があるとして、各専門家から、相談しやすい環境作りや地域のつながりの活発化に向けた施策などが提案されました。
岡山県の自殺防止策は5年に一度見直されていて、今後も協議を重ね、来年3月に方針を固める予定となっています。