2020年7月の豪雨で被災し休館していた、熊本県人吉市の「人吉城歴史館」の復旧工事が完了し、7月11日にリニューアルオープンしました。

人吉城歴史館は、5年前の豪雨で床上1.5メートルの浸水被害を受けました。

そのため、当時展示されていた球磨地方を700年に渡って治めた相良家ゆかりの古文書や甲冑など、31点が被災しました。

リニューアルオープンした人吉城歴史館では、人吉城などの歴史を紹介する「相良700年シアター」が新たに設置されたほか、データ化された古文書などを館内のパソコンで閲覧できます。

また、甲冑の試着や石垣積みを体験できる石垣パズルなどの体験型展示もあります。

人吉城歴史館では今後、6月から9月までの出水期となる4か月間は古文書などの実物の展示は極力避け、災害リスクに備えることにしています。