「地域に根差し、社会の課題を解決する」コンビニが、11日、札幌市にオープンします。いったい、どんなお店なのでしょうか。

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貴田岡結衣記者
「立派な夕張メロンが並んでいます。実はここ、札幌のコンビニなんです」


11日札幌にオープンするのが、コンビニ大手セブン‐イレブンの南7条店です。

 一見普通に見える店内。どう、地域に根差しているのでしょうか。

セブン‐イレブン・ジャパン北海道ゾーン  幅崎哲央マネジャー
「北海道はやはり、全国の中でも少子高齢化・人口減少が進んでいるエリア。買い物に不自由されている客も多かったり、近くの店で、よりさまざまな商品を購入したいというニーズがある」

ミルクや離乳食、そして「たまごっち」といったおもちゃは、ベビー用品店など専門店が自宅から遠い客を想定して置かれたものです。

貴田岡結衣記者
「バーベキューが大好きな北海道民にあわせて、まきやジンギスカンプレートも置いてあります。さらに、最後の楽しみの焼いておいしいマシュマロも置いてあるんです」

ジンギスカンなどの冷凍肉も数多くラインナップされていますが、これは、車社会のため「買いだめ」文化がある暮らしを考慮したものだそうです。

いずれも道民の生活に合わせた品揃えです。

これまでは、パンやおにぎりといった軽食や飲み物など、必要最低限のものを買う場所だったコンビニ。

しかし高齢化に地域の過疎化、単身世帯の増加など家族の形も変わる中で、より幅広いニーズが求められているといいます。

11日オープンする店は、全国チェーンであるがゆえの画一的な品揃えをやめ、地域の実情にあった店づくりをすることで、生き残りを図る狙いもあります。

セブン‐イレブンでは道内のほかのエリアでも同じような店を展開させ、効果を検証をしたいとしています。