もともとは“身近な魚”だったはずのメダカ

近年、土地開発や農地整備などが進む一方で生息環境を次第に減らしている『キタノメダカ』について、環境省は“絶滅危惧II類”に、新潟県と新潟市は“準絶滅危惧”にそれぞれ位置付けています。

【新潟大学 酒泉満名誉教授】
「今の新潟には、まだ、メダカが住める場所があるが、開発されると無くなってしまう…。地元の生き物で子どもたちが学べるような環境が残ると良いですよね」

希少なメダカが鳥屋野潟南部の開発地域近くで発見されたことを受けて、新潟市民オンブズマンは10日、開発を一旦中止しメダカなどの生き物の調査を行うことや、メダカの生息に悪影響を与えないように土地を利用すること、などを新潟市に対して申し入れました。

「自然豊かな場所ですから、メダカの生息地を変えるのは、本当に最後の手段にしてほしい…」
「場所を変えるなども検討していく」

新潟市は申し入れ内容を確認し、生き物に対する配慮を考えたいとしています。