本格的な海水浴シーズンが始まります。水難事故が発生した際に迅速に救助ができるようにと、警察と海上保安部が岡山県玉野市の渋川海水浴場で合同訓練を行いました。

訓練には瀬戸内海の沿岸にある岡山県内3つの警察署と玉野海上保安部の職員、あわせて約20人が参加しました。訓練は「男性1人が海で遊泳中に溺れた」という想定です。参加者はボートで現場へ向かい、浮き輪を投げて男性を助け出すまでの一連の手順を確認していきました。

岡山県警によりますとおとといまでに県内で起きた水難事故は12件で、子ども2人を含む8人が亡くなっています。

(玉野警察署 警備課 藤井一宏課長)
「もっと訓練で技術を磨いて、救助が速やかにできるようにしていきたいと思います」

訓練が行われた渋川海水浴場では、あさって(12日)海開きが予定されていて、岡山県警は、遊泳エリアの外では泳いだり遊んだりしないよう呼びかけています。