ボクシングの元世界王者が大学生のアスリートたちに熱いエールです。岡山県倉敷市出身のユーリ阿久井政悟選手が、母校のIPU環太平洋大学で講演を行いました。
(ユーリ阿久井政悟選手)
「岡山から世界っていう、誰かのためにやっているところに共感して応援してくれている人がいる」
ベルトを掲げて入場するユーリ阿久井政悟選手。環太平洋大学競技スポーツ科学科の1年生、約100人に向けて講演をしました。

去年、岡山県のジムに所属するボクサーとして、初めて世界チャンピオンになったユーリ選手。今年3月、王座統一戦で敗れベルトを失いましたが、再起をかけ、準備を整えています。
(ユーリ阿久井政悟選手)
「自分だけでやっていたら続かないんですよ。気持ちをコンスタントに管理する環境がいるのかなと思って」

大学では普段、トレーニングを行っています。今回は授業の一環として壇上に上がりました。
メモを取りながら熱心に話を聞く学生たちからのお願いでシャドーボクシングを披露する場面も。

(競技スポーツ科学科 川口太尊さん)
「チャンピオンとしての覚悟というのを感じてかっこいいなと」
(競技スポーツ科学科 村上朔さん)
「いろんな事に対して考えてて、今後、自分の競技に対する考え方が変わるきっかけになったと思いました」

(ユーリ阿久井政悟選手)
「自分と同じ岡山のアスリートに頑張って欲しいという想いと、自分で何かを感じて、今後にいかしてくれたらと思います」
岡山から頂点に立ったユーリ阿久井選手。未来のアスリートたちに熱い思いを伝えていました。