細川家ゆかりの美術品や歴史的資料などを集めた企画展が、熊本県立美術館で始まりました。

会場には細川家に伝わる東洋の美術品を中心に約80点が展示されています。

このうち、2022年に発見された書状は、織田信長が細川藤孝に宛てたものです。

当時、信長は将軍・足利義昭に近づこうと、その側近である藤孝と懇意にしていて「あなたを頼りにしている」といった内容が記されています。

熊本県立美術館 萬納恵介学芸員「信長というと気性の激しいイメージがあったかも知れませんけれど、いろんなところに気を使う一面もこのころは持っていたのかなと思います」

今回の企画展では細川家が代々好んだ肥後象嵌の起源、「布目象嵌(ぬのめぞうがん)」があしらわれた刀の鍔(つば)なども見ることができます。

▼「細川・美術コレクションⅡ」
熊本県立美術館本館/9月15日(月・祝)まで ※一部展示替えあり