被爆80年プロジェクトとして、長崎被災協が取り組んできた被爆者の証言動画のユーチューブ発信が目標の80人に達しました。

長崎被災協・横山照子副会長「この80名という目標を達することができたということで本当に感無量です」

ユーチューブでの被爆証言の発信は、長崎被災協が被爆80年プロジェクトの一つとしておととしから取り組んできました。高齢になった被爆者が海外に出かけることが難しくなっているため、SNSを利用して被爆者の証言を海外に伝えるのが目的で、NBCはこのプロジェクトに協力し、被爆者30人の動画提供を目指しています。

被爆者・山口仙ニさんの証言「やっと汽車がきましてね、やっぱショックだったのは手が切れたり足が切れたり、お腹が割れたりしたのは治療がないわけですから、そのまま椅子に置いてるわけですね。その人たちの血が車内にいっぱいたまっているんですよ」

横山照子さん「核兵器というのはね、どんなに恐ろしいものかということをね、この証言の中で読み取って欲しいと思うんですね」

また、このプロジェクトには諫早市の鎮西学院大学の学生もボランティアで参加していて英語の字幕作業に取り組んでいます。長崎被災協では今後もSNSでの被爆証言の発信を続けていくことにしています。