柏崎刈羽原発再稼働の是非について、新潟県の花角知事は9日、自分の結論を示すのは判断材料が出揃う9月末以降となる考えを明らかにしました。

9日の定例会見で知事は、来月中下旬から行う県民意識調査について再稼働に対する思いの核心部分を引き出したいとしました。

「何が不安なんですかと、どこに期待するものがあるのか考え方の核心部分を引き出せる意識調査になれば」

県民の意見を得る手段としては5回の公聴会が予定されていますが、先月の1回目は50代以上の男性が多かったことから、この意識調査では若年層や女性の意見収集にも期待するということです。

また、これで再稼働の是非を判断する材料はほぼ出揃うとしました。

「どこかで自分の結論を出すタイミングが来るとは思ってますが、(調査結果を)9月末にはまとめるということで聞いているので、それが終われば大きなところは終わるかなと」

意識調査は無作為に選ばれた県内在住の18歳以上の男女9000人以上が対象となります。