JR芸備線の存廃について議論する協議会が岡山市で開かれました。利用促進に向け、今月から行われる実証事業の期間について、4か月とするJR西日本と、1年を求める自治体側の意見は平行線をたどりました。

近年の利用低迷に伴い、存続か廃止かを議論する芸備線再構築協議会です。今月19日から利用促進策を探る実証事業を行うことが決まっていて、土日祝日の増便や、平日夕方の帰宅時間帯のダイヤ変更、駅周辺のにぎわいづくりに向けたイベントなどが実施されます。

会議では、JR西日本側が、運転手の確保などの面から4か月が限界としたのに対し、自治体側からは年間を通した需要を見極めるためにも、1年間行ってほしいなどの要望が改めて出されました。
(中国運輸局 交通政策部 阪場進一部長)
「春の段階から自治体のみなさんには地域に入り込んでいただいて、かなり汗をかいてもらっています。それらを含めて調整に全精力を注ぎ込みたい」
また、会議では今年度の予算が1億2,000万円となることが承認されました。