まもなく夏の甲子園を目指した球児たちの熱い戦いが始まります。イブニングニュースでは、シリーズで岡山・香川の注目校を紹介しています。今回は去年のセンバツ以来の甲子園出場を目指す創志学園です。

(9 朝野晴斗主将(3年))
「夏の一球というのをどれだけ想定してできるかだと思うから、そこにすべて基準をおいてやっていこう!」

【画像①】

モットーは「アグレッシブベースボール」。選手たちの積極果敢なプレーがグラウンドを熱気で包んでいます。

(9 朝野晴斗主将【画像②】)
「攻撃の面においてはみんな初球から振っていくであったり、守備であったら一つ先の塁に進塁させないであったり、粘り強さを持ち味にやっています」

【画像②】

2010年創部。春夏合わせて7回の甲子園出場を誇る創志学園野球部です。チームを率いるのは、かつて神奈川の東海大相模を4度甲子園優勝に導いた名将、門馬敬治監督です。

創志学園で迎える夏は3年目。今年は「言葉でつながり・人でつながる」をテーマに指揮をしてきました。

(門馬敬治監督(54)【画像③】)
「言葉無くして人のつながりは絶対できないし、その言葉には思いが乗っているし、そこには“熱”という温度があるはず。その温度を高いところで全員の力で沸騰させていく」

【画像③】

チームを引っ張る存在として門馬監督が期待を寄せるのはキャプテンの朝野。左のスラッガーが気持ちとプレーの両面でチームを支えます。

(9 朝野晴斗主将【画像④】)
「重大な責任あるポジション(主将)を任されたのは自分なので、勝ったら一番うれしいですし、逆に負けたら一番責任を感じないといけないポジションなので、そこは最後全員で勝って終わりたいです」

【画像④】

そして、マウンドを任されるのはエースの明星【画像⑤】です。創志学園は去年、春のセンバツ大会に出場。初戦を突破し、2回戦の先発を託されたのが、この日が公式戦初登板の明星でした。初回を無失点で抑えるものの、3回途中4失点で降板。チームも敗れました。明星はこの夏、成長した姿で甲子園でのリベンジを誓います。

(1 明星大翔投手(3年))
「心の体力という部分で、絶対に負けず折れずに攻めてやっていくという気持ちでやっています。全員で闘争心をもって、アグレッシブベースボールという攻めた野球をして甲子園にいきたいです」

【画像⑤】

チームは去年のセンバツ以来の甲子園を目指します。今年の春は中国大会に進出し準優勝。7試合すべてに登板し、防御率1.2と好投したエース明星が投手陣の柱です。

また、大会を通してチーム打率3割2分6厘と、切れ目のない打線が威力を増しています。パンチ力のある1番の清水。走攻守3拍子揃う大谷や、長打力のある半田らが打線の核を担います。

(8 大谷海心選手(3年)【画像⑥】)
「自分は2年生(の夏)のときに代打で出て三振をしてしまって悔しい思いをしたので、この夏の大会では自分が打って勝たせるという気持ちでやっていきたいなと思っています」

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(3 半田陽海選手(2年)【画像⑦】)
「3年生を最後、甲子園に連れて行って勝ちたいというのが2年生がミーティングでも話をしてやっていることなので。絶対に自分のバットで勝利できるような、そういう一本を打ちたいです」

【画像⑦】

甲子園出場に向け闘志を燃やす創志学園。夏の岡山大会の初戦は今月16日、岡山白陵と玉野の勝者と対戦します。

(9 朝野晴斗主将)
「自分たちは春、甲子園を経験していて、ここで負けてしまったら新チームで甲子園という基準を知る人間がいなくなるというのは、チームとしてもマイナスだと思うので、自分たちのためでもあるんですけど、後輩のために、ここの夏絶対に甲子園に出て、さらに強い創志学園というのを作っていけるように頑張っていきたいと思います」