青森県の三八地域で県産米「はれわたり」の生産指導を行うプロジェクトチームが、南部町の水田で「はれわたり」の生育状況を視察し、今後の高温対策を呼びかけました。
プロジェクトチームは県や三八地域の7つの市町村、それにJAなどからなっていて、県産米「はれわたり」の良い味で高い品質の栽培を支援するため、生産指導を行っています。
8日は南部町の水田で現地視察が行われ、幼穂形成期の稲の生育状況を確認しました。
6月末時点の調査では、「はれわたり」の刈り取り時期は9月10日と予測されていましたが、高温が続くと生育が早まり、さらに時期が早まる可能性もあるということです。
県三八農林水産事務所 中村雄二さん
「高温の時は深水にすると、かえって生育に害がある。深水にしすぎないように注意してもらいたい。『はれわたり』は高温耐性が強い品種なので、きちんと基本事項を守って作ればいいコメが間違いなくとれる」
県は、これまで寒冷地対策として出穂期の前は、水田に水を15cmほどに深く張るように指導していました。
2025年の夏も気温が高くなることが予想され、高温対策として水は5cmほどに浅く張るなどの管理を呼びかけているということです。