歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが、「ラテンビート映画祭2025プロジェクト発表記者会見ースペインと日本、舞台芸術が紡ぐ未来ー」に出席しました。

「ラテンビート映画祭2025プロジェクト発表記者会見ースペインと日本、舞台芸術が紡ぐ未来ー」


本プロジェクトでは、スペインを代表する歌劇場「マドリード王立劇場(テアトロ・レアル)」で上演されたオペラ作品を、日本で初めてスクリーン上映。
一方、玉三郎さんが出演した歌舞伎演目「鷺娘」などを映像化した「シネマ歌舞伎」を2026年に「マドリード王立劇場」をはじめスペイン各地で上映します。

坂東玉三郎さん


文化交流の架け橋となる玉三郎さんは、“嬉しいですね“と笑顔。
“約20年ほど前から「シネマ歌舞伎」というものが収録され始めたんですね。始めの頃は、実演を映像にして皆さんに観ていただくということを、あまり賛成できなかったんですけれども、今となっては「マドリード王立劇場」で上映されるとか、僕が行けないところで上映される機会がきたということは、大変喜んでいます“と感慨深げに語りました。

また、“オペラが映像化されるにあたって、素晴らしいディレクターやディレクション、映像化ができていることをうらやましく思っていました“と本音も。“なんとなく始まってしまった「シネマ歌舞伎」だったので、なかなか映像的な作品のクオリティの高さが、始めは求められなかったんです“と、「シネマ歌舞伎」の初期を振り返り、“なので、きちっとしたポストプロダクション、仕上げが大事だと考えてきたので、ほとんどの作品は僕が編集にかかわってきました“と明かしました。

坂東玉三郎さん


玉三郎さんは“世界の人たちがそれを喜んで観てくださるかは、まだ分かりませんけれども、こういうふうにマドリードの王立劇場で上映されるということは本当に嬉しくて、これをみなさんが楽しんでくださって、未来に繋がることを望んでいます“と語りました。

そして、“こうやって、「マドリード王立劇場」が招いてくれるっていうことは「ありえない」と思っていたので、すごく嬉しく思っています“と顔をほころばせました。

【担当:芸能情報ステーション】