歌手の宇崎竜童さんが、俳優の中島ゆたかさんとともに公開50周年記念 「トラック野郎・銀幕を駆ける一番星」イベントに登壇しました。

公開50周年記念 「トラック野郎・銀幕を駆ける一番星」イベント



1975年に誕生し、「デコトラ」が当時、社会現象になった映画「トラック野郎」シリーズで宇崎さんは主題歌「一番星ブルース」の作曲を担当しました。

実は宇崎さんは、「トラック野郎」が始動する前に「菅原文太×ダウン・タウン・ブギウギ・バンドが組んで銀行強盗をする」という映画の出演オファーをもらっていたそう。しかし、愛川欽也さんが「トラック野郎」の企画を持ち込んで企画は無くなってしまいましたが、菅原さんから宇崎さんに ‟「ワンシーンだけ出てくれ」とお願いがあった ”と作品への関わるきっかけを明かしました。

宇崎竜童さん



その後、ガソリンスタンドでのワンシーンを撮り終えた宇崎さんに再び、菅原さんから ‟「一日のワンカットで悪かったな。愛川欽也と俺で主題歌を歌えって話になったから、書いてくれ!お前たちがやっているようなブギウギとかロックンロールはダメだから、演歌な」” と電話がかかってきたそうで、宇崎さんは ‟そう言われて書いたのが、一番星ブルース。作曲はこの時が初めてだった” と明かしました。


中島ゆたかさん



実際に愛川さんと菅原さんのレコーディングに立ち会った宇崎さんは「愛川さんの歌い方が気に入らなくて…」と回顧。続けて、宇崎さんは ‟愛川さんに何度も「切ない感じで、どすを聞かせて」とお願いをしても変わらなくて。こんなに大ヒットすると思っていなかったから、一週間流れて、(映画を)観る人しか聞かないだろうからいいかなって思っていた。” と暴露しました。

宇崎竜童さん



イベント後には囲み取材も行われ、「50年に渡り ‟一番星ブルース” が愛されていること」について問われと、宇崎さんは ‟流行り歌にはならなかったかもしれないけど、ある団体の中で歌い繋がれていく曲を作ったんだっていう気持ちが「一番星ブルース」にはあって感謝しています。小学校と中学校とかの校歌はずっと受け継がれていくもので、それと同じ現象を起こしているのが嬉しい” と喜びを語りました。


公開50周年記念 「トラック野郎・銀幕を駆ける一番星」イベント



【担当:芸能情報ステーション】