■陸上・日本選手権 最終日 男子400mH決勝(6日、東京・国立競技場)

男子400mHでは井之上駿太(23、富士通)が48秒99で3着。井之上はすでに世界陸上の参加標準記録(48秒50)を突破しているため代表内定が決定した。

レースは井之上が序盤から快足を飛ばしトップに出た。しかし残り100mを通過すると後方から小川大輝(22、東洋大)、山内大夢(25、東邦銀行)に追い上げられ後退。それでも48秒台が3選手と激戦のレースで井之上は3着に滑り込み世界陸上の舞台を勝ち取った。

トップはパリオリンピック™代表の小川で2大会ぶり2度目の優勝。標準記録にわずかに届かずも48秒61でレースを制した。2着は48秒87で山内だった。

井之上は昨年9月に行われた日本インカレで48秒46の日本歴代7位の記録をマークし、9月に行われる東京2025世界陸上の参加標準記録(48秒50)をクリア。さらに5月18日のセイコーゴールデングランプリでは今季ベスト49秒38をマークしている。

また、前回王者の豊田兼(トヨタ自動車)は予選で50秒37の組7着と決勝進出を逃した。