酒に酔い住宅の敷地内に侵入するなどしたとして、愛媛県警は、県内の警察署に所属する男性巡査部長を、6月20日付けで所属長訓戒の処分とし、松山地検に書類送検しました。

県警監察官室によりますと、男性巡査部長はことし4月下旬、懇親会の席で酒を飲んだあと泥酔した状態で、建物の敷地内に侵入して設置されていた工作物を壊し、隣接する住宅の敷地内に侵入したということです。

駆け付けた警察官が、住宅の敷地内でぼう然と立ち尽くしている男性巡査部長の身柄を確保したということです。

監察官室によりますと、男性巡査部長は当日、生ビールを中ジョッキで2杯、焼酎の炭酸割りを中ジョッキで3杯など、合わせて7杯の酒を飲んでいたとみられますが「途中から覚えていない」とも話しているということです。
その上で「飲酒の結果、前後不覚となり、関係のない場所に入り、ものを壊してしまった」といった内容の話をしていて、容疑を認めるということです。

この男性男性巡査部長は、後日、関係する被害者に対して弁償をしたということです。

なお県警は、この男性巡査部長の氏名や年齢、所属のほか、書類送検の容疑について、プライバシーなどを理由に明らかにしていません。

県警監察官室は「職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に努めて参りたい」とコメントしています。