突然ですが「そうめん」と「ひやむぎ」の違い、ご存知ですか?夏によく耳にするワード、その違いを調べてきました。

夜空を彩る「花火」や火照った体を冷やしてくれる「かき氷」。などなど、夏を満喫させる“風物詩”。ただ、この風物詩の中にある“ビミョー”な違い、知ってますか?

Nスタ:そうめんとひやむぎの違いは?
20代
「なんか聞いたことある。なんだっけ、素材とか」 
「全然分からなかったです。方言かと思いました。出身が北海道なので、関東ではそう言うのかな」

夏に食べたくなる「そうめん」と「ひやむぎ」。とっても似てますが、実はれっきとした違いがあるんです。

訪ねたのは、こちらのスーパー。一体、何が違うのか。お客さんにも聞いてみますが…

40代
「なんかそんなのがありましたね。ひやむぎとの違い、どうなんだろう」
50代
「長さとか。(Nスタ:ちょっと違いますね)う~ん、なんだろう」

この道20年以上、さすがに店長さんは知ってますよね?

スーパーマルサン越谷花田店 八木栄樹 店長
「これはですね、太さの違いですね」

そう、違いは麺の「太さ」。JAS規格で直径1.3ミリメートル未満を「そうめん」。そして、1.3ミリメートルから1.7ミリ未満を「ひやむぎ」と定義しているんです。

Nスタ:そうめんとひやむぎどっちが好き?
「そうめん」

ちなみに、直径が1.7ミリメートル以上あると「うどん」と呼ぶそうです。

“似てるけど実は違う”もの、こちらのお店でも見つけました。この時期は、冷たい「おそば」や「うどん」が人気。ですが、Nスタが注目したのが…

記者
「カレー南蛮もありました」

「カレー南蛮うどん」と「カレーうどん」。その違いって…ということで。

記者
「カレー南蛮ください」

何が違うのか、厨房で調査を開始。茹でた麺を器に入れて、出汁のきいたカレー風味のつゆを注ぎます。ここまでの工程はどちらも一緒。違いが出るのが、ここ。そう「ネギ」です。

そば処「寿得廣」 田中良宗 店主
「カレー南蛮は長ネギをのせ、カレーうどんはのっていない」

一般的に「長ネギ」がのっているのが「カレー南蛮うどん」。のっていないものを「カレーうどん」と呼ぶことが多いんだそう。

日本カレーうどん協会 山根貞人 会長
「江戸時代から明治時代にかけて、ネギとか、唐辛子とかを使う料理に南蛮という名前を使ったと。今はもうカレーうどんにもネギが入ってますので、区別は料理の進化とともになくなってきているというのが現状」