来月6日の平和記念式典で読み上げる「平和宣言」について広島市の松井市長は、厳しい国際情勢の中でも行動することの大切さを呼びかけていく考えを示しました。
3回目の懇談会には、被爆者や有識者など8人が出席。最終会合となる今回は松井市長が文案を示し、非公開で議論しました。

終了後に松井市長は、ことしの平和宣言について、▽被爆者の言葉を引用しながら、▽昨年の日本被団協のノーベル平和賞受賞について言及すること。▽厳しい国際情勢のなか、核兵器のない世界の実現のために行動することの重要性を強く訴える考えを示しました。

広島市・松井一実市長
「今回の3回にわたる懇談会で意見いただいた。8月6日にはいただいた意見をきちんと受け止めた平和宣言を作り上げてしっかり読み上げたい」

松井市長は特に若い世代に対して平和文化を広げ、為政者に政策転換を促すことにつなげたいとしています。
ことしの平和宣言の骨子は、8月1日に松井市長が発表する予定です。