愛媛県と四国電力は4日、廃炉作業中の伊方原発1号機の原子炉格納容器内で、微量の放射能を含むホウ酸水が漏れたと発表しました。
外部への放射能の影響はないということです。
県と四電によりますと、4日午前0時半頃、「ホウ酸水」を貯蔵するタンクの系統の弁とその床下に、「ホウ酸」が付着しているのを、パトロール中の運転員が発見したということです。漏れた「ホウ酸水」の量は推定約140ミリリットルだということです。
伊方原発1号機は、2011年9月に運転を停止し、2013年2月に核燃料が取り出されると、再稼働しないまま2016年には廃炉となっています。
「ホウ酸水」は核分裂反応を抑える役割があり、核燃料の保管に使用されますが、1号機の物は12年以上、燃料に触れていないため、付着していた「ホウ酸」に含まれる放射能量も約43ベクレルと、国への報告基準である370万ベクレルの8万分の1程だったということです。
伊方原発では去年3月にも、2号機で発生していて四電では今後、原因を調べることにしていますが、県は「こうしたトラブルは避けてほしい」と話しています。
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